2023/4/20-27

星と色彩 -Stars and Colors- 堀内亜紀 Solo Exhibition

Cosmic Goddess -UZUME-

 

2023/4/20(木)  – 4/27(木)
13:00 – 19:00(最終日18:00まで)
@Star Poets Gallery KYOTO

FBのイベントページにて更新中!

 

●4/20(木)17:00~ オープニングレセプションパーティー

●4/23(日)15:00~ 堀内亜紀×たんたんLIVE GRIDパフォーマンス

 

4/23(日) 堀内亜紀×たんたんLIVE GRIDパフォーマンス

参加費:3,000円(ドリンク&スイーツ付き)

ご予約:ONLINE SHOPでご予約下さい。


15:00〜 クリスタルボウル(Toshisuke Takahashi a.k.aたんたん)/ボーカルパフォーマンス( Aki Horiuchi)

15:30〜16:45 星と色彩 トークライブ/たんたん、堀内亜紀、今村仁美(Star Poets Gallery)

 

 ~Color and Stars  その星の彼方に、その色層の奥深くに、共振していくものたちの接点を呼び起こす。
堀内亜紀の作品世界へようこそ~


たんたん/髙橋寿介・たかはしとしすけ Profile
鉱物術教室も開催中。Star Poets Galleryにて10月個展予定。

詳細はこちら>>

 

堀内亜紀 星と色彩 -Stars and Colors -メッセージ

しらずしらずのうちに鋳型に誘導されるかのような時が続きました。
本展で発表する色鮮やかな作品群は世界を覆う“おおきな鋳型”ともいうべき流れの直前に始まったシリーズです。
それらは以前にも現れていた存在たちとルーツを共にしつつも、
記号のような象徴性ととともに星々の燦きを纏っているようです。
“星と色彩”は多くの人との交流により事象としての表出を待つ、世界に満ち満ちる気配のかたちです。


ステートメント

「 このようなジャンルの絵を目にするのは初めてです 」私の絵にはそのような感想をよくいただきます。
私の作品に表れるテーマは日本や世界各地の神々や精霊といった、古来より人々が感知し時には畏敬の念とともに大切に扱って来た存在です。
しかしそれらは一般的に認知されている姿形とは大きく異なります。

 

私は山を神そのものとする日本の原始自然崇拝の形の一つである“神体山”の麓で制作をしています。
日本では2011.3.11に大地震と津波による原発事故を伴う東日本大震災が発生し今なおその被害は終息していません。
東日本大震災の直前より私の制作スタイルは「想定したものを描く」という手順ではなく「自動書記的に描画が進む」といったものに変化し、
自動書記的描画により初めて画布に現れたのは私のアトリエの眼前にある神体山の主である神的存在でした。

 

制作過程において、自分自身が描いている存在が一体何であるのか確信を得られるのは制作工程の半分以上が過ぎてからという場合がほとんどです。
その時々に心惹かれる色彩をベースに画布に表れる微細なパターンに集中すると次に描画する箇所が次々と指し示されるように確信となり手が動くスピードが増していきます。
それは音楽によるハーモニーやダンサーによる動的な調和と同じく、黄金比等による生命の発展の形を抽出していくような作業であり、ある種シャーマニックな過程でもあります。
制作過程で作品が南米やアジア、ポリネシア、中近東やアフリカなどの異なる文化圏の雰囲気を遷移していく事もしばしばで、その過程は現在日本に生きる私という存在に内包されている民族と文化の伝播の表出なのかもしれません。

 

画布に表れる存在は集合無意識にも根ざしているようで、それらはいずれも古代より崇拝の対象となって来たアニミズムの気配を持っています。
そのような過程を経て完成した作品に対峙する時、空間に拡がりつつ脈動して見えたり、深く強い同調を感じたりという鑑賞者も多く、時には天変地異や社会の変化との連動なども見られます。

 

大量消費とともに経済活動を最優先とする世界のあり方はもはや限界が来ています。プロパガンダ的扇動により外界に追従するのではなく、自身の感覚に従うこと。古代より実践されてきた「生命の源流に直接触れる」ことの復興を私は作品を描くことで行っています。目に見えずとも世界に満ち満ちているもの。それらを忠実に調和とともに作品にすることは私にとっての「祈り」なのです。

 

  • Cosmic Goddess -Watatsumi-
  • 赤い花の参道

Message from Toshisuke Takahashi a.k.a たんたん

新たな意識の未来形をわたしは堀内亜紀氏が描く、民俗的かつ多次元的な絵画宇宙の中に見つける。

 

善くも悪くも少なくともこの300年の人類の歴史は、人間(特に西欧社会のキリスト教・ユダヤ教を基盤とした特権支配階級)という種族がいわゆる神から貸与されたという制限なく自然環境(及び人類とは認知を受けない第三世界の人々である非キリスト教徒・非ユダヤ教徒)を支配し、搾取するという権益を地球全体に拡大していった時代であり、それを我々の知性は19世紀からはモダン=近代(現代)という言葉でくくってきた。

 

しかし20世紀の後半からこのモダン=近代(現代)という概念の足元がぐらついてきて、人間(特に西欧社会のキリスト教・ユダヤ教を基盤とした特権支配階級)が拡大するフロンティアはすでに全て管理し尽くされてしまったことが、可視化された。
その時点ですでにモダン=近代(現代)という概念は過去の人類史の一部の形式となったが、同時にモダン=近代(現代)以降のフロンティアが見つからないという事態に陥ったことによりポスト・モダンという、「とりあえずそう言っておくが、、、」という間に合せの概念によってなんとか自我を中心とする世界観の延命は保たれたに見えた。つまり非西欧圏、あるいは非キリスト教・ユダヤ教文化圏以外の、とくに日本からはじまり、中国、東南アジアにおいて、自然環境を支配し、搾取するという搾取権益勢力は急速に拡大していった。

 

しかし、結局はそれらの資本の拡大と搾取のための間に合せの仮営業のような状態でしかなく、フロティアを失った人間(特に西欧社会のキリスト教・ユダヤ教を基盤とした特権支配階級)という種は、人類の「終わりなき進化と発展」のために今日を生きる、という刷り込みをリセットできずに、そのフロンティアへの衝動を大多数の人類自身へと向けた。当然、今度は大多数の一般市民が発展し続ける資本と科学のための搾取のフィールドとなっていった。自らの欲望の発展拡大のための支配と搾取の対象を自然環境から大多数の人類へとその支配のベクトルを大転換したのが21世紀の始まりとともに増殖しはじめたグローバリズムであった。しかし、歴史の常として、帝国化したパワーは、その支配と拡大のテーゼ「終わりなき進化と発展」を失ったと同時に滅びることはマクロからミクロまでありとあらゆる王権と帝国の栄枯盛衰の物語が実証してくれている。

 

つまり、とても大雑把に言ってしまえばBC(Before Christ)とAD(After Death)という中レベルの時代転換のマイルストーンとも言える、「はじまりの物語」を作り出した似非世界観に基づいて広がりつづけてきたひとつの文明が、今や崩壊途中であるということは、大方の人たちには説明なしでも理解できるひとつのリアリストたちのための世界観であろう。

 

・・・神から貸与されたという制限なく自然環境を支配し、搾取するという権益をわずか2000年近い時間の流れの中(ほんとうはさらに大きなスケールの文明の転換であるわけだが)で増殖拡大した自然環境を支配し、搾取するというだけの強迫観念による一神教文明はすでに終焉を迎え、これから何十年、あるいは何百年という短期のリセット期間を経て、地球と人類は次なる関係性を生み出すための文明を築いていく、、、あるいは種としての役割を終えて、別の種へと地球文明の創造を委ねていくのだろう。
では、自然環境を支配し、搾取するというだけの強迫観念による一神教文明が消滅したあとに生まれるであろう文明とは、如何なる文明となるのだろうか。またしても一万年も何も変わることなく、太陽と月の対立を崇め、野山に籠って、小規模農業と採取を中心とした少数民族が点在するような世界へ巻き戻るのだろうか?

 

堀内亜紀氏の描くミクロコスモスを見ていると、その問いに対する答えに近づけるような気がしてくるのは、果たしてわたしだけだろうか?

 

さて、なぜ、このような回りくどいと言われても仕方のない「前置き」を書いたのかといえば、4月20日(木)から27日(木)に京都市のスターポエッツ・ギャラリーで開催される堀内亜紀氏の個展『星と色彩 -Stars and Colors -』の会期中の4月23日(日)に、わたしのクリスタルボウル演奏と堀内亜紀氏のボーカルパフォーマンスによるサウンド・インスタレーションとトークライブ/たんたん、堀内亜紀、今村仁美(Star Poets Gallery)に参加することになったからである。

 

堀内亜紀氏の描く作品の中に横溢するエーテル的かつアストラル的なバイブレーション、色彩と形の原初的エネルギーは、人類がこの2000年という時間を費やして、支配し破壊してきた自然界を構成する本質的な存在たち=精霊たちから湧き出る言語を超越した膨大な情報であり、そのピュシスは単なる生命活動を支えるためだけのものではないスピリチュアルなパワーであろう。

 

わたしたちはいま暗黒の現実と、ホワイトノイズに塗れて何も描けない未来を見つめているのだろう。
しかし、そんな絶望的な現在の中に生きているということは、もう失うものは何もなく、新たな意識の未来形をどこかに見つけようとしているということでもある。

 

そんな新たな意識の未来形をわたしは堀内亜紀氏が描く、民俗的かつ多次元的な絵画宇宙の中に見つけるのである。

 

4月23日(日)は、そんな新たな意識の未来形を亜紀さんが発する「言霊」の中に体感しながら、鉱物界のバイブレーションをクリスタルボウルの振動を通して表現したいと考えている。

 

髙橋寿介

 

Message from Star Poets Gallery

2020年4月の堀内亜紀個展 開催予定から3年が過ぎた。

 

”堀内亜紀個展の延期のお知らせです。”  

― 仕方がない。 -

 

あのまさに鋳型にあれよあれよと引っ張られていくかのように儚くあわい水の分子の私たち。

 

この時のメインビジュアルは「菊理媛」だった。

緻密な細いペン先でレース編みのような粒子状に描かれ、

彼女の第3の目の辺りからは2本のアンテナが 

ピヨ〜〜ンと立っている。

 

イザナギとイザナミの夫婦喧嘩のワンシーン、キクリヒメは黄泉の国との境界に立ち、男神イザナギに物申し、

たしなめたところ、イザナギはその言葉にたいそう感心したという、

このシーンにしか登場しない謎の女神、括る女神、縁結び、和合の神ともされる。

 

https://star-poets.com/events-news/01-exhibition/8746  のページより

 

少しこれまでの10年間をアーカイブで紹介しよう。

 

2019年に、横浜馬車道での個展「星の塔門〜0からおのずと」

星の塔門〜0からおのずと〜堀内亜紀展

 

そして福岡天神での個展「Dear Orion」

Dear,Orion – Aki Horiuchi Exhibition

 

詳しくは上記のアーカイブをご覧になっていただきたいのだが、

この間に、志賀島神社に奉納した「水底の太陽」という作品がある。

その対をなす作品が、「新しい太陽」だった。

 

2013年8月「新しい太陽」Star Poets Galleryが東京三宿にあった頃に開催した堀内亜紀の初個展だった。

 

堀内亜紀の独自のオリジナリティを放つ元型の世界観、

緻密性を保った作画の可能性にみんなが振動しあい、夢中になった。

新しい太陽 – 堀内亜紀展

 

その後は、スターポエッツが京都に拠点を移しての個展だった。

 

2019年に「宇宙太陽から竜宮マリアへ」を開催。

目を見開いて、こちらを見据えあっかんべーをする

太古の女神イナンナか、ハトホルか?

タイトルは「宇宙太陽」!

 

貝殻で埋め尽くされたフレーム、色とりどりのビーズという素材の持つなんとも言えぬ光沢放つ泡の海に微笑む龍宮マリア。

宇宙太陽から龍宮マリアへ– 堀内亜紀展

 

今回、このテキストを書いていると私の中に、亜紀さんの作品を全部紹介したいという気持ちが高まる。

まるでミステリー連載小説か、

シリーズ物の大作漫画を徹夜してまとめて読んでいる時のような錯覚がやってくる。

 

堀内亜紀の描く神話的絵画のストーリー、、、、、面白い、待ち遠しい。読み進めば進むほどエキサイティング!

 

読み解くのは自分次第。

 

 

その時系列で謎を解かれたがっている化身たち、
読み解く膨大な自国の時刻に横たわる地球創生のミステリーが展開していく。

 

あの卑弥呼の歴史ロマンは一体その後はどうなっているのか?

 

一体あの事件の本当の犯人は誰なのか?

 

何人だってなんでもいい。ここに地球の誉れあり。

 

 

一連のパズルのピースが反転したり回転したり渦を巻いたりしながら

 

円錐型のUFOに気づけば乗っていた。

三輪山から富士山に八ヶ岳から白山に〜

 

徹夜には気をつけよう。

 

 

今回の作品群はそんな一段と清々しく華やぐ色彩光線に乗って

宙のミディアムたちが降臨している。

 

重なり合ったり、融合したり、光の点と点をつなぐレイヤー宇宙の星びとたち。

 

それは命をかけて生み出そうとする創造主、堀内亜紀の神聖なお籠りだ。

 

来訪者たちの呼吸が聴こえてくるように

堀内亜紀の脳内、はたまた胎内を通って

母船から日出ずる処の者たちにめがけて参上!

 

 

「応答セヨ。」

 

 

 

我ら着地中!!

 

Star Poets Gallery  Hitomi Imamura


まず先にお断りをするとすれば、

今回の個展タイトルは、

亜紀さんからやって来たものなのです。

 

受け取った時にはビックリしたほど。

なんとまぁ、Star Poets Galleryとの

シンクロ☆ピッタリすぎるテーマ!!

 

そして、皆さまにメイン画像として

お届けしている

Cosmic Goddess~UZUME~に

現れ出ている

ブライトマゼンタとライムグリーンの

コンビネーションは、

今、地球人類の集合無意識層に

サポートとして働きかけている

色彩光線!

AuraSomaの123番目のボトルとして

生まれた、最新のボトルカラーと

リンクしているのです!!!

 

そう。いつも、

亜紀さんを通過して現れ出てくる

存在・氣配・空氣感は、

 

その時々で、

リアルな意識の窓であり、

 

観る者の奥深くに存在している

無意識層に、メッセージを

訴えかけてきます。

 

それは、

氣づいても、氣づかなくても構わないもの。

解っても、解らなくても構わないこと。

 

ただ、

わたし達の無意識層は、

今、地球に住まう者としての共通点

という意味で、たしかに繋がり合っています。

 

まだ見ぬ世界。

まだ触れていない世界。

今、ここに或る世界。

 

ぜひ、Star Poets Galleryに

やってくる

存在たちの氣配を宿した作品の

真正面に立って、

 

あなたが、感受する 何か を、

受け取ってみてください。

 

Star Poets Gallery  Mai Mizusawa

 

Dolphin Forest

 

  • ハートの中に全ての悲しみを吸い込み喜びを吐き出しなさい
  • 青のガネーシャ

 

 

堀内亜紀 Aki Horiuchi Profile

 

武蔵野美術大学短期学部工芸デザイン科卒業
イラストレーターとして書籍装丁画やタロットカードの作画などを多く手がけるとともにイラスト原画の展覧会を開催。
2011年、依頼主の有無を超え自発的な世界の事象を色濃く反映した作品シリーズの発出により、この世界に満ちるスピリット達の気配を現す画家として作品を発しています。
奈良県在住。

 

■賞歴
第4回ART BOX大賞展グリーンネットワーク賞/玄光社イラストレーション誌ザ・チョイス入選(第113回)・準入選(81回)/第6回グラフィックアート『ひとつぼ展』入選(リクルート・ガーディアンガーデン)/第1回ギャラリーハウスMAYA『挿画を描くコンペティション』グランプリ

 

■展覧会
1995年 第4回ART BOX大賞展受賞記念二人展(ART BOXギャラリー)/ インスタレーション個展(原宿ハイパーオンハイパー)
2002年 第1回ギャラリーハウスMAYA『挿画を描くコンペティション』受賞記念個展
2003年 企画展出品 (画廊飛鳥)
2010年 個展 (近鉄百貨店 橿原 美術画廊) 
2011年 企画展出品 (ギャラリーベルンアート)/ブース展示(癒しフェアOSAKA)/個展 (近鉄百貨店 橿原 美術画廊)
2012年 個展(ギャラリーハウスMAYA)/個展 (ギャラリーカフェTakeno)/企画展出品(ギャラリーハウスMAYA)
2013年 個展 (StarPoetsGallery 東京) / 個展 (近鉄百貨店 橿原 美術画廊)
2014年 個展 (ギャラリーカフェTakeno)/企画展出品(もずみみはらのアトリエ)
2015年 個展(ギャラリーハウスMAYA)/企画展出品 (PALETTE GALLERY)/個展(Galleryならまち村)
2016年 個展 (画廊飛鳥)
2018年 個展 (StarPoetsGallery 京都) /企画展出品(StarPoetsGallery 京都)
2019年 個展(横浜馬車道大津ギャラリー)/個展(博多ギャラリー天神)
2022年 企画展出品(法然院)/個展(spectrum art gallery & lab)