2021/5/8-12

磁場との対話 – 宮良志穂×高見乾司 Exhibition
@宮崎 森の空想ミュージアム

 

2021/5/8(土) – 5/12(水)
10:00 – 17:00

 

会場 森の空想ミュージアム(祈りの丘空想ギャラリー)
アクセス・過ごし方・おすすめスポット→
入場 無料 ※ドネーションをお願いします
協力 森の空想ミュージアム http://www.kuusounomori.sakura.ne.jp
Samansa Tablet https://www.samansatablet.com
主催 Star Poets Gallery
お問い合わせ Star Poets Gallery 今村仁美 080-4339-4196
森の空想ミュージアム 高見乾司 090-5319-4167
森の空想ブログ https://blog.goo.ne.jp/kuusounomori

 

5/8(土)オープニング イベント

13:00~ 音開きセレモニー:フレームドラム by Quon
高見乾司×宮良志穂 挨拶「磁場との対話」に寄せて 
13:30~15:00 Live:Mai Oto (舞音)
入場料:ドネーション(ミュージシャンたちにお気持ちでお願いします。)

 

5/9(日)スペシャルワークショップ フレームドラムワークショップ by Quon

14:00~16:00 参加費:3,000円
屋外を予定しています。ドラムはお貸しできます。
詳しくはこちら>>>

 

5/9(日)~12(水)Liveペインティング by 宮良志穂

会期中(時間未定)に「磁場との対話」で描いていくプロセスをご覧いただけます。
フレームドラム by Quon
サウンドインスタレーション by Chikako Ando(ごまふレコード)
ご来場の皆様による、即興でのご参加歓迎いたします。
~ ボイス、ポエトリー、うた、ダンス、舞、楽器 等のセッションLive ~

 

 

Message from Star Poets Gallery

 

真に生きること。

大自然の神に遊ぶこと。

聖なる熱望が

互いを横切るときに生まれるスパークのような伝達。

この土地の精霊たちは、純真さと、沈黙の間合いで、こっちを観ている。

そのような重なり合う層を守る磁場で

縁というものが起ち上がるとき、

アートのミューズたちは微笑んで

楽しげに噂をするのだろう。

風に乗って繋がる記録を残すだろう。

 

沖縄生まれの宮良志穂という神ンチュの気品と志にあふれるアーティスト

彼女がそこで始めるとき、天空には宇宙船が留まり、大地は地中から突き上げるかのように彼女が通していく周波数。

きっと遍く愛で描いているのだ。

 

高見乾司という神楽の時空を旅するアーティスト

それらの数千点にも及ぶ、情熱とダイナミズム。

まるで荒神が、手招きするかのように絵の中から飛び出してくる!

何か貴重な底知れない宝、その真髄を翁から手渡されている唯一の稀人。

 

@森の空想ミュージアム。只事ではない。この集会にぜひお集まりください。

 

Star poets Gallery  今村仁美


宮良志穂メッセージ

心に響く表現に触れると 夢から覚めたかのように 何か硬く握りしめていたものが解けたり

ゆったりと憂鬱な心が溶けたり 訳もなく涙が出たり 惹きつけられ、何度も見入ってしまう。

 

その表現の源は何なのか。

人はなぜ表現しつづけるのか。

 

原初の波長に委ねるかのように、ゆったりと佇む「森の空想ミュージュアム」

現代を生きる私たちの命の連続性の中にあり

古代から今につづく土地の歴史、この空間が生まれた人々の想い。

 

この森に導かれ、土地の声を聴き、空間を守り、神楽を表現し、

大切なものを後世に残そうと働いている 森の空想ミュージュアム館長の高見乾司。

土地の磁場に身を委ね、絵を描く沖縄の表現者、宮良志穂。

展示会という行事を通してこの空間に招かれる人々と、自然発生的に生まれる対話。

音を鳴らす者、声を現す者、絵を描く者、ただゆっくりと過ごす者、みる者、みられる者、

全体が表現となって、この土地に佇む波長に重なる。

 

その磁場が生み出す時空間は、混沌とした時代を生きる私たちに何を伝えてくれるのでしょうか。

 

磁場との対話 @宮崎 森の空想ミュージュアム ぜひ足をお運びください。

心よりお待ちしております。

 

2021年3月吉日 宮良 志穂

 

宮良志穂プロフィール、表現する行為に対しての思い

 

1976年 沖縄県石垣市生まれアーティスト、作業療法士

2010年より医療・福祉の分野で作業療法に携わる。病気や死を迎える過程で苦しみもがく人が、言葉や表情には表しきれない内的エネルギーを何かしらの形に表現することで、回復・受容を手助けする場面に多く出会う。

「人にとって表現とは何なのか?」

この仕事を通して得た経験は、抑圧して生きてきた私自身の心に大きく影響を与え、ある日を境に内在していたエネルギーを絵に表現するようになる。

それはまるで、自分を超えた大きな何かに動かされるように、筆を持つとオートマティックに動く手、形になる過程に心身と時を合わせ、流れ込む生命の躍動と重なる。その行為を通して流れ込むエネルギー、絵から発する波動は、自分自身や絵を見る人の癒しや変容のプロセスに繋がることを知り、描いている。

 

コロナウィルスが世界を巻き込み、既存社会が限界を迎えている今、我々、ひとり一人の意識の在り方が問われている。本質的に人類が望んでいる世界とは?私たちはどう生きるべきか?地球の音、自然の声、生命の波動、それらの媒体となる肉体・精神を通しての表現。人種や国境・宗教・性別を超えて共通する普遍的な問いを絵を介して追求してたい。

 

2010年 急性期・回復期病院、老人施設で働く。

2019年 精神科クリニック 非常勤務

2019年 自宅で習慣にしていた瞑想で深い意識層へ誘われ、その後、絵を描き始める。
最初は紙とボールペンで暗号のような線画を描く。その後、様々な素材を使った表現に変化。

2020年10月 沖縄県立美術館県民ギャラリー個展

2020年11月 京都スターポエッツギャラリー個展

2021年  「磁場との対話アートプロジェクト」を立ち上げる。
全国各地、縁繋ぎにより招かれる土地で、磁場との対話を表現。

 

https://www.shiho-miyara.com/

 


 

高見乾司メッセージ

 

古代と現代が交錯する「磁場」

 

この古い教会の横を細い道が通っている。

この小径は、西都原古墳群から茶臼原古墳群を経て東都原(現在は持田古墳群)と呼ばれる大古墳地帯を結ぶ古代の「道」であった。

100年前には、この地を拓き児童福祉の拠点を築いた石井十次を訪ねて、文人・墨客が訪れた。
そして現代、福祉施設「石井記念友愛社」が運営され、多くのアーティストがこの地を訪れる。

ここが、古代と現代が交差する磁場であることがわかる。

人々は、ここに立ち、昔も今も「地の声」を聴くのである。

 

高見乾司プロフィール

 

1948年 大分県日田市生まれ。英彦山山系に抱かれた山の村に育つ。

 

20歳の頃、郷里、大分県日田市のアマチュア絵画教室に入会、本格的な絵の勉強を始める。
この時期、誌・文を書き、絵を描く人生を選択した。

1973~80年まで地方美術展、公募展、中央の団体展などに出品。
日田市美術展、大分県美術展、九州国展、示現会展、二科展(76年から80年まで連続4回入選)など。
以後、公募展、団体展などへは出品せず。
この時期、州之内徹の「気まぐれ美術館」を熟読。

1986年 大分県湯布院町にて「由布院空想の森美術館」を設立・運営し、地域づくりと連携した活動を行う。

これを機に大半の絵を工事現場で燃やしアマチュアの画家としての自分と決別。

1992年頃 「仮面」と「神楽の」取材で再び筆をとり、スケッチを再開。

2001年 宮崎県西都市へ移住し「森の空想ミュージアム/九州民俗仮面美術館」を設立・運営。

この頃より「神楽」の伝承地へ通い始める。

2008年 九州の民俗仮面90点が九州国立博物館に収蔵される。

2013年 この年から本格的に「神楽」の絵に取り組む。
一晩中、舞い続けられる神楽を描き続ける。全曲12時間~20時間に及ぶ神楽を一シーズン10回以上描く。
一晩に100枚を描き続けていると、夜半を過ぎるころ、神秘の体験をすることがある。
「神楽の神様が降りてくる」という瞬間である。

 

2016年 大分県日田市で「小鹿田焼ミュージアム溪聲館」を共同設立。

2018年 大分県由布市湯布院町で「由布院空想の森美術館」を再開OPEN。

九州の民俗仮面と神楽の研究をライフワークとし、神楽の里へ通い続けている。
神楽の伝承地と現代の文化を結ぶ「地域とアートの連携/地域再生の手法」もテーマのひとつ。

*神楽の里へ通い、神楽の絵を描き続けている。各地で個展多数。

 

<著書>

詩集「石切り場」(葦書房)、「空想の森から」(青弓舎)、「火の神・山の神」(海鳥社)、「豊饒の神・境の神」(海鳥社)、「霧の湯布院から」(海鳥社)、「九州の民俗仮面」(鉱脈社)、「空想の森の旅人」(鉱脈社)、「米良山系の神楽」(鉱脈社)、「神々の造形・民俗仮面の系譜」(鉱脈社)、「精霊神の源郷へ」(鉱脈社)、「神楽が伝える古事記の真相」(廣済堂)、「帰る旅―空想の森へ」(花乱社)「山と森の精霊―高千穂椎葉米良の神楽―」(LIXIL出版)、「ゆふを織る」(不知火書房・共著)、「謎の猿田彦」(鎌田東二編著・創元社・共著)など。「精霊神の源郷へ」(鉱脈社)が「宮日出版文化賞」を受賞

 

高見乾司の本:http://www.kuusounomori.sakura.ne.jp/book.htm

amazon>>

 


森の空想ミュージアム

 

宮崎県西都市穂北に広がる森の中には、芸術表現の場が複数点在しており、これらを総称して森の空想ミュージアムと呼んでいます。ここでは森を育てることを目的に、森の植物で草木染めをしたり、薬効のある植物を学んだりするワークショップを行っています。

 

アクセス

住所:宮崎県西都市穂北5248-13 (MAP)
アクセス:【車】東九州自動車道高鍋ICから県道19・304・312号線経由で約15分
駐車場:20台  無料

 

祈りの丘空想ギャラリー(森の空想ミュージアム内)

今回のエキシビション会場の「祈りの丘空想ギャラリー」は、かつて石井十次とその仲間たちが祈りを捧げた古い教会を改装し、絵画展や写真展、演奏会などの会場として利用しており、遠景には遠く米良の山脈が霞み、周辺には茶臼原ののどかな田園風景がひろがっています。

 

敷地内での楽しみ方

 

九州民俗仮面美術館

森の空想ミュージアム内にある九州民俗仮面美術館は、九州各地の神楽や祭祀などで使用されてきた民俗仮面を収集、展示する研究センター兼美術館です。
約100点を超える貴重な仮面を建物の壁一面に展示しています。

 

季節の野草による草木染めワークショップ

3,000円+染用のストール生地代金(大きさ、材質違いを取り揃えています。)
※事前に予約が必要です。

 

ランチ

森の空想ミュージアムのスタッフ林田シェフによる美味しいごはん。
1,000円 
※事前に予約が必要です。2日前までにご予約をお願いします。

 

 

近くの見どころ・おすすめスポット

 

石井十次記念館(徒歩で行けます。)

石井記念友愛社の敷地の中にある施設で、「児童福祉の父」とも呼ばれた石井十次の生涯とその足跡・記録等を保存・展示してある施設です。
http://www.yuuaisya.jp/shiryoukan

 

西都原古墳群

日本有数の古墳群として知られる宮崎の特別史跡公園「西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)」。
ここは、天孫降臨の神話が息づく地。
花の名所としても有名で、四季の花に迎えられながら古代の風を肌で感じることができます。
http://mppf.or.jp/saito/

 

道の駅つの

宮崎市と延岡市の真ん中に位置し、西に「尾鈴連山(おすずれんざん)」、東に「日向灘(ひゅうがなだ)」、また隣接する「日向国一之宮都農神社(ひゅうがのくに いちのみや つのじんじゃ)」と豊かな自然と由緒ある歴史に囲まれた都農町の道の駅です。
https://michinoeki-tsuno.com/

 

神社スポット

近くの神社スポットを訪れ、パワーを頂こう!
宮崎神宮、日向国一之宮都農神社、日向のお伊勢さん大御神社 他

 

 

 


参加ミュージシャンの紹介

 

Mai Oto (舞音)

その土地、そこに集う人々のエネルギーによって音が舞い上がり広がっていく、そんな瞬間を皆さんと共に感じたいと願って音を奏でる仲間が集まりました。現在宮崎を中心に活動中。

 

~メンバー紹介~

■あずまQ (ピアノ)

4歳から音楽(ピアノ)に出会い、人を元気にしたい、笑顔にしたいという思いで、色んな方とコラボしたり、ピアノを演奏する活動をしています。
現在は自然界から感じる音を元に、ヒーリングミュージックを制作したり、人から湧き出る波動を感じて音にするなど、音と向き合い楽しんでいます。

 

■JUN JUN (真琴)

人はどこから来て、どこへ行くのか…幼少より見えない世界に興味を持ち、
太陽も地球も人も植物も動物も石も…全ては『愛』に気付く。

 

風の時代、
真琴を媒体として
愛の周波数を奏でることを決意。

 

瀬織津姫を祀る西都市の速川神社の山にて紡いだ『寿ぐ』を奏でます。
一男一女の母。空、風、光が大好き 子どもたちと一緒に地球生活を楽しんでいます。

 

■洋子(ニ胡)

2017年の夏の朝、ふとメロディが頭の中で流れ、曲が生まれました。それが私のrestart。
自分を生き、地球と共に生き、愛を伝えてくれる仲間達と出会って、私は表現することを少しずつゆるせるようになりました。
しほさんの『宇宙からの手紙』という絵は、閉ざされた心を完全に解放して、感じるままに即興演奏をする世界への鍵でした。

今は各地のアーティストの歌や絵、写真、朗読、筆文字などの作品とコラボレーションを試み動画配信をしたり、Liveをしたり、ピアノや二胡を教えたりしています。

一緒に作ることで表現する喜びが何倍にもなるような活動をこれからもしていきたいと思います。

 

 


Quon


祭祀奏者/ 精霊が歌う媒体


 

意識の振動数というアート
聴こえない音楽
演奏や声を通して在り方の表現をしている。

 

幼少の頃 目を閉じると光の粒子のようなハーモニーの世界があり自分はそこから来たと知っていた。
地上の常識とのカルチャーショックにとまどい、海外はどうか?旅に出た2000年。長安、天竺を超えてエルサレム・エジプトへ向かうシルクロードの途上で祭祀音楽と出会い、その後世界各地の音楽やヒーリング技法を学ぶ。トルコ・イランでは音楽と舞いで神と一つになるスーフィーの行法に親しむ。

幽玄なフレームドラムと声を響き合わせると時間の外にいると感じた。それは幼い頃から感じてきた、この星にとどまらない意識の次元。その感覚を地上で共有する芸術として即興演奏での祭祀活動を行う。
ふと魂のVisionが蘇るような静寂の境地、生死を越えた次元の意識を響かせている。

 

https://jp.kakeru-ohashi.com/

 


安藤千佳子/Chikako Ando


作曲、キーボード演奏
英国オーラソーマ®社公認オーラソーマティーチャー

 

音大在学中よりYAMAHAエレクトーンプレイヤー、講師として活動。

ソニーミュージックエンタテインメント エピックレコード制作部にて新人開発育成に携る。

七田チャイルドアカデミー講師を経てオーラソーマに出会う。

現在、今までの経験を統合し、一人一人の魂のパーソナルな歌を創造する音楽プロジェクト”Ray Neiro 音楽制作個人セッションを全国で開催中!

ごまふレコード 主宰

http://gomafurecord.com