2010/5/21-23

朝花 – umu-waka Exhibition

2010/5/21(fri)~5/23(sun)
12:00-20:00 最終日のみ18:00まで

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オープニングレセプション 5/21(金) 18:30~
奄美・島唄miniライブ 友情出演:えぐさ由唄 http://ameblo.jp/ayahabura/
朝花節は、掛け合いで唄う、島唄の最初に唄われる唄。日本古来の文化、万葉集の原点になっているのが『奄美の島唄』。
奄美の言語には万葉の頃の言葉遣いが残っています。5月21日の宵は、万葉の宴のように色に酔いしれましょう。
皆様のお越しをお待ちしております。
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5/22(土) 14:00~14:30 wakaトークライブ 拝み色(うがみいろ)~あなたの中の朝花色

 

waka 若山真由美からのメッセージ

 

amami神の引き合わせに 稀れ稀れ 汝きゃば拝でぃ

 

この唄は、大島紬が生まれ、その染色家の生多良三代目が育った奄美大島の島唄の『朝花節』。

 

あなた方と こうしてお会いできるのは
稀有なこと きっと神様のお引き合わせでしょう。

 

大島紬染色家・生多良三代目と色の魔術師wakaとの稀れ稀れ出会いから 生まれたumu-waka。
初個展から、ちょうど1年。
ひとつの稀れな出会いから、稀れな出会いが重なりumu-wakaの色も深まりました。

 

amami02生多良と私の心も、さらなる稀れ稀れな出会いを重ね、umu-wakaの色合い にも愛が深まり、
今春、生多良が育った、そして大島紬が生まれた奄美大島 へ渡った私の心はさらに色濃くなり、umu-wakaの命が輝きを増しました。
神様の引き合わせの稀れ稀れな出会いは 時間軸をも越え、人生の色合いに真っ正面に向き合う人々と重なり
魂ある物づくりの方々との出会いが続き
umu-wakaは、素晴らしい作品達を生み出しました。

 

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朝花の色品達~

拝み(うがみ)とは、奄美の方言で『出会い』という意味。

奄美大島の方言では、『拝みん候らん・うがみんしょうらん』と挨拶をします。

 

stole

 

手を合わせて出会いを引き寄せて下さった神様に感謝、出会った方を敬う。
そんな気持ちが想像できます。奄美の方言、言い回しには、敬語が基本だと聞いています。
万葉集の敬語調の言い回しで、掛け合って唄う、奄美の島唄は万葉集のルーツとも言われます。

そんなあたたかな言葉で招かれた奄美大島の素晴らしい文化と自然の香りを今年はお届けします。

 

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  • 生多良が、1釜1本のみ染めるストール。一度に2本以上を染めません。
    (umu-wakaのストールは、最高でも1釜3本ずつ丁寧に手染めをしております。)

 

  • 通常の染料の10倍以上の極上染料をふんだんに使って染め上げる。

 

  • 一色入魂!生多良が、あなただけのために染め上げる色品です。

    *今回のExhibitionで一番に!みなさんにお見せしたい色品です*

 

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風のように軽く柔らかい肌触り極上級
4方向にあしらったフリンジ

size:150cmx220cm
素材:シルク60% カシミア40%
*春夏に最適!オールシーズンOK

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シングルタイプよりやや厚手の布地が
二重になった袋状のストール
フリンジは縦横2方向

size:150cmx220cm
素材:シルク60% カシミア40%

 

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色見本帖、カラーサンプルストールを元に、ご要望を加味しながら、コンサルテーションを元に、特別な色を制作するオーダーシステムです。
一色入魂・極上品・別途主見積もりいたします。

 

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大島紬の世界観を表現したumu-waka泥染ストール
消え行く日本伝統文化を残すために~

 

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手のかかる伝統的な方法を、今でもかたくなに守りながら制作されている大島紬。

 

その大島紬独特の染色方法と技で、染め上げたumu-waka泥染ストール。

 

大島紬は染色方法によって様々な種類があります。伝統的な泥大島のほか 泥藍大島、色大島、白大島があります。

その大島紬独特の染色方法と技で、染め上げたumu-waka泥染ストール。

 

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【大島紬だけの技、白泥加工】

 

糸染め加工のなかでも、この特別で上質な技は、手間やコストがかかり過ぎるため、現在消え行こうとしています。
そこをあえて、果敢に挑戦したumu-waka、生多良の心意気と芸術の世界。
他社では絶対に創ることができないumu-wakaだけの大島紬白泥色ストールです。

 

~大島紬の極上仕上げ・白泥染め作業工程~

 

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大島紬・白泥加工とは?

 

絹のぎらぎらした光感を、上品な艶感へと変容させ、真綿(絹)のような質感にすることで、
独特の風合いと色合いをもたらします。

最高級品の色大島紬だけに施される特別な技術です。

白泥染めは、タレント・恵俊彰さんの実家、恵織物さんが長期にわたり開発した
『白恵泥(はっけいどろ)』を使用します。

 

 

<作業工程>
  1. 蚕絹の精錬(洗い】作業。糊落し、繊維の中にまで入り込んだ汚れを取る作業をしながら、その時々の糸の質、織り癖などを感じ取ります。
  2. 次に化学染料で色づくり。様々な種類、色を調合させながら創る色づくり。
    1色に5~7色調合させます。鈍い色つくりには黒を用いません。
    (現在大島紬の色糸は、ほとんど化学染料で染められています。
    母から娘、娘からその娘、受け継がれていく極上な大島紬は、色あせないためにも堅牢度の高い、化学染料を用います。)
  3. 精錬された蚕絹、極上シルクを化学染料で染めます。
  4. 煮染め→蒸し→ソーピング→干し
  5. 高温の白恵泥に漬込む(1時間)→蒸し→ソーピング3回→干し
  6. 仕上げ 
    *1週間かけて1本1本染め上げます*

 

コストや手間暇がかかりすぎるため、この特別な白泥加工を今では消え行きそうな、特別な技法です。
上質な大島紬の色糸だけに使用される白泥加工。

 

国の無形文化財・結城紬の真綿のような質感に息をのむ。
真綿 クリック→http://ja.wikipedia.org/wiki/真綿

 

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日本だけでしか創ることができない、大島紬だけの特別な文化を染め上げた
白泥ストールは、umu-wakaだけの特別な極色品です。

素材:シルク100%( 絹紗織りの美しい光の織物)
size:85cm x 175cm

*1週間という長期戦で染め上げる!そんなストール達です。

 

 

【白泥ストール・色の世界】

奄美大島の海や山、植物や鳥達をイメージして染め上げました。

  • アダン色(奄美大島の植物)
  • 赤翡翠色(アカショービン・鳥)
  • 緋寒桜色(奄美で2月に咲く桜。春には咲かない桜です)
  • ルリカケス色(国の指定記念鳥)
  • 蘇鉄葉色(ヤンチュ(債務奴隷)飢餓を救った植物・大島の泥染めをサポートした植物)
  • 浅海色(奄美の浅瀬の海の色)
  • ぶーげん色
  • ブーゲンビリア色

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奄美大島の赤尾木海岸に落ちた、巨大な隕石の影響で奄美の土は鉄分が 多く含まれています。
宇宙のコードも含まれているのかもしれませんね。 その鉄分が多く含まれた泥の恩恵で染め上げた黒泥染ストール。

 

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<作業工程>

 

  1. テーチ木という木のチップを、丸2日間かけて煮出し染液を取り出す。
  2. 染液を何度も替え、数十回染めます。
  3. 本場大島紬の要とも言える泥染め。泥に含まれた鉄分によって媒染(色留め)します。
    腿部まであるゴム長靴をはいて泥田に入り、泥田をかき回しては漬け、揉み込み、たたきこむことによって、
    絹の美しい艶感、しなやかさが生まれます。

    *2番、3番を交互に繰り返すことによって色が深まっていきます。

 

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*1週間かかって染め上げるストール*大島紬の作業工程 →http://bit.ly/aY5eli
*静電気防止効果&防虫効果もある泥染めストールです。  

 

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奄美大島の泥染職人・純兄ぃ(奄美の目上の男性を敬う呼び方・兄ぃ)
奄美の原人と言われているが、私は精霊と呼んでいるぅ。

 

 

 

 

 

大島紬伝統柄の龍郷柄の中にも、 黒褐色のニュアンスを感じとれます。
テーチ木染め&泥田での媒染の回数が多いほど 黒褐色が強くなっていく。
 

 

【泥染グラデーションストール】

 

テーチ木染めの回数や、泥染の回数を重ねることによって 赤茶色→茶褐色→黒褐色へと変化していく泥染め。
その変化を楽しむ、高級感あふれるストールです。

 

黒の艶感の美しさは、日本の黒の美しさの最高峰。職人技の極みの色です。

 

2色グラデーションストール 絹100%
3色グラデーションストール 絹100%
 

 

みなさまのお越しお待ちしております。

umu-waka 若山真由美

 

 

wakaトークライブ 拝み色(うがみいろ)~あなたの中の朝花色~

 

waka日時:2010年5月22日(土) 14:00~14:30
参加費:無料
定員:15名

 

神ぬ引き合わせに 稀れ稀れ 汝きゃば拝でぃ~
朝花節~奄美島唄

 

その架空の花、朝花との出会い。
幻のように、見えない自分の色を写し出すumu-wakaストールの色達。
わたしだけの色との拝み。拝み(うがみ)とは奄美大島の方言で出会いという意味です。
出会い、始まっていくことの願いのトークショーです。

 

今、普天間飛行場移設問題で話題になっている徳之島は、奄美群島のひとつ。
薩長時代に琉球王朝から薩摩藩(鹿児島県)の植民地となり、過酷な年貢の取り立てに苦しみ、
敗戦後は、日本からアメリカ統治、軍政の中にあった奄美大島。
そんな混沌とした世の流れの中でも、大切に紡がれた大島紬。

 

今春、奄美大島に渡り稀れ稀れな出会いの中、
たくさんの造り手達の人生の経、神々しい大自然との出会い

 

今春、奄美大島に渡り私の魂は大地震のように揺れ動きました。
その大地震のような揺れの中で、稀れ稀れな出会いは、

 

自分のアイデンティティー、そして、自分たちの国、日本の経にまで辿り着き
今のこの時代に生きるために大切な事がたくさん詰まっていました。

 

人の経(人生)
土地の経(歴史)
大自然の経(存在場所)
神の近さ(祈り、尊さ)
日本の根源(言霊、祭、神聖)

神々しい奄美で受けたインスピレーション、啓示についてもumu-wakaの色物語を通して、お話をしようと思います。

 

関連 :
「奄美大島・聖なる旅」をご覧下さい。クリック→ http://bit.ly/cEgWe3
トークライブの詳細クリック→ http://bit.ly/dehV4A 

 

スターポエッツギャラリーからのメッセージ

umu-waka には愛があるから。

 

ある日、ことたまの神社でおみくじを引いた。

“ちからある限りに今を生きてあれば
神のめぐみの幸せは来む“

 

 

わかちゃんはちからいっぱい生きている。
特にこの一年はすごい!
umu-wakaの誕生から一年が経った。

 

2010年、生多良三代目の故郷、奄美大島を巡るワカちゃんの再生の旅が始まった。
わかちゃんの旅話に引きこまれた。
それは最高のドキュメンタリー。
くるくる輪術のわかちゃんの瞳の中で大島紬の天女たちは静かに舞い、確かに織っていた。
奄美にて心と心を合わせあったわかちゃんの魂は見事に拡大していた。

 

この力強い魂のルーツの導きはこの度、新たに染め上がった最上の
シルクカシミヤ版のうるわしストールとなって私たちのためにお目見えする。
umu-waka、渾身の化身。この春、彩誕生!

 

皐月、スターポエッツが益々新しいumu-wakaアートに染まります。
今年もお見逃しなく!
皆様お誘いあわせの上、ご来場くださいませ。

Star Poets Gallery 今村仁美

 

 

umu-waka とは?

カラーコンサルタントの若山真由美(waka)と伝統工芸士/染色家である生多良三代目との日本の伝統文化に新しい価値を与え、現代にフィットさせるコラボレーションブランド。

 

Wakaの色に対しての自由な感覚と、生多良の日本の伝統と伝統色を守る技が出会い、
umu-wakaの独特の渋さとビビットな感覚と感触のコントラストが生み出されている。

 

展開中のストールのシリーズは、一度まとったら手放せない肌ざわり。
人の心と手間がゆっくりとたずさわっている技を感じられる、大切にしたい便利なはおりもの。
今期からは、大島紬のお着物の紹介も開始。

 

 

若山真由美 Profile

wakaこちらからご覧下さい>> http://umu-waka.jugem.jp/?eid=91

 

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■ 詳細を随時細かくUPしているwakaちゃんブログも要チェック!!
http://umu-waka.jugem.jp/

 

■Twitterでもumu-waka制作課程を公開中 http://twitter.com/umuwaka

 

■umu-waka HP http://www.umu-waka.jp/

 

 

生多良三代目 Profile

こちらからご覧下さい>> http://umu-waka.jugem.jp/?eid=74