2004/11/4-10

BOX show 2nd

2004/11/4(thu) – 11/10(wed)

BOXの形をした絵、BOXのオブジェ、93名の様々なジャンルの作家による
20cm方形のBOX作品が繰り広げるアートコミュニケーション。

 

   

04 05 06

 

BOX show 2ndにそえて

ある日、長年の友人から、奈良の喜多ギャラリーさんを紹介されました。
アーティストたちに小さな桐の箱に、おもいおもいの自由な表現をしていただく。
スターポエッツからも何名かのアーティストをご紹介することになりました。
それらの作品が仕上がり、ちょうど関西に行く仕事が入ったので早速、奈良へと行って来ました。

 

古い土蔵を改装した、吹き抜けの天井の高いゆったりとした空間。
時が止まったようなという表現が新鮮に思えるほど深い静寂の中に
凛とした空気を保ちながら立つその建物とそのあたりののどかな風景が、
アートを散策するのに程よい緊張感すらも持ち合わせています。
やさしい風があたりを包み込んでいます。奈良の優雅な大地にこその趣あるギャラリーでした。

 

それぞれのスタンスを維持しながらも誇り高き小さな箱たちは交流をしておりました。
ひとつの旅からもうひとつの始まりに旅先で出会った思い出を詰めて、旅人同士の分かり合える何かが、
そこには調律された沈黙の友情が芽生えておりました。

Star Poets Gallery 今村仁美

 

 

喜多ギャラリーのオーナー、喜多洋子さんのメッセージをお届けします。

BOXのかたちをした絵、BOXのオブジェ、20cm方形のBOX作品は様々なジャンルの作家による
本当に様々な作品で、楽しく、面白く、興味を持って観てもらえたら
いろいろなコミュニケーションが生まれると思っています。

1回目のBOX展の23名の作家数がBOX 2nd展では93名にふくらみました。
人との新しい出会いがあり、その繋がりがどんどん伸びて広がりました。

そして、わたくし美術館(九州)、京都市美術館、Star Poets Gallery(東京)、LADS gallery(大阪)へ巡回展を開催していただけて
多くの方に観ていただけることほど嬉しいことはありません。

巡回展で更に、新しい出会いがあり、BOX展がまた大きくなる可能性も生まれました。

BOX show 2ndは出会ったステキな人たちとの共同作業であり、

その人たちとのコミュニケーションを大切にしたいという思いを、

このBOX展を見てくださる方にもわかっていただけることと思っています。

 


開催リポート

左;田中敦子 右;金山明 戦後日本美術を代表する関西の前衛芸術グループ 「具体」のメンバーでもあった両氏の作品です。
 

 

瞬く間に一番広い壁面に55点の作品が展示されていく。

 

奈良の喜多ギャラリーさんのディレクター溝渕さんとオーナーの洋子さんは 朝早くからセッティングに駆けつけてくれた。
オリジナルの木のスケールは溝渕さんの手によって魔法の杖と化す。
参加作品93点のBOXアートたちは、まるで自らの場所を知っているかのようにあざやかにポジションを取る。

 

彼らは奈良の喜多ギャラリーからツアーをスタートさせ九州、京都、東京とやってきた。ツアー中に仲良くなったのかな。
奈良で最初に出会ったときよりもいっそうひとつとなってハーモニーをかもし出していた。
年代も活躍の場も様々なアーティストたちによって紡がれたひとつの作品。
93のコミュニケーションは、インディビジュアルなマンダラ世界を構築している。
洋子さんはまるで93点の母のようにほほえみと共に絶妙な,認識力でもって展示する。

 

ふとこの小さな桐の箱の中に存在する個のDNAが窓となってどこか見知らぬ空間へと繋がっている気がした。
ある地点からアーティスト本人たちの意識介在を離れてなにやらコンサートツアーのごとくボックスミュージックが鳴り響いている。
ここにどれほどの意味を連ねてもどれほどのコンセプトがあってさえもそれは時の経過だけが見つけることができるのだろう。
自らもアーティストであり参加者である溝渕さんの作品はそれを物語っている。

 

ドリーミング~!是非、ご覧あれ。

スターポエッツに放出されたBOX生命磁場を体感して欲しい。

Star Poets Gallery 今村仁美