
2004/9/4(sat) – 9/12(sun)

Left Handed “obaké”
SPGでは9月4日よりベルギー出身のアーティスト、Fre Bon の新作展をご紹介いたします。
Freがコンタクトした左手からやってきたユニークでキュートなObakeたちに始めて出会ったとき、
私は思わずプふっとそしてニヤっと笑ってしまいました。
彼らは私が無意識に見過ごしてしまった大切な何かを空間にあしらってムーブメントしています。
旅人のように、お客さんのように見せかけて、また小さな子供のような、紳士のような、不思議なセンシティヴな佇まいで。
不思議な笑いはいつも自由です。そしてリアルに耳打ちします。なになに?
Obakeが宿った、白いキャンバスはFreの手作りのエコソフィカルで彼独自の自然界への慈愛に満ちたフリーでさりげない贈物の様相です。
Freはナカナカのホンモノのタイムトラベラー&プレイヤーだとおもいます。
ぜひこの世界を皆様と共有したく、ご来場を心よりお待ち申し上げます。
以下に今回の個展に於けるFreBonからのメッセージをお届けします。
Star Poets Gallery 今村仁美
Fre
左手で描くものは制御されていなく抽象的だが、何か不明で知りそこなったもの、 又は故意的、自発的な無知の感情が出る。
[The Left Handed “OBAKE “] は言ってみれば幻影である。
比喩的に絵の中で彼らは彼らの抽象的で”fairy”な世界で、 抽象的だが非常にrealに生きていることを示している。
誰もがfairyな世界の境界線を越えたときに彼らは現れるように、 彼らは幻影のように私の前に現れた。彼らは何も主張しない。
ただそこに存在している。
FreBon Profile
1975年、ベルギー王国で生まれる。
1994年にSaintLuc Institute Art&Decoration Atelierを主席で卒業後、
英国ロンドンのCamberwell College of ArtにてMetal Workを2年間に渡り学ぶ。
1997年に卒業。2002年より日本にて個展を開催している。
現在、東京と山梨に在住。
オープニング ― 2004.9.4
子供のころ台風がくるとワクワクした。あの感覚。タイムワープ・ピープルとオバケたちが続々と集合。
自然界の精霊たちとFreBonOBAKEたちのコラボの始まり始まり~Sante!

どしゃぶり雨,轟きを上げるサンダーマスターたちの祝福を受けながらobakeもご満悦な表情をみせていた。
Freの描くObakeたちに国境や次元差はない。
タイトルはご覧のとおり~TOBU OYAJI ,ル・ナン・ポンピエ、Himatory,あのーmamadoo,Dancing Drawf Hagetory etc…….
今回のみどころのひとつである奥のスペースにインスタレーションしたT-shirt Obakeたちは風もないのに揺れるし踊る。
Q?
Freちゃんの仕掛けた魔法はなんだろー。
一枚一枚にスピリットが宿ってしまった。
ある女性は「座敷童子として家で飼うわ。」とちびっ子サイズTを連れて帰った。
子供たちは大喜びで、これが好き。あれが好きと直球のコメントをするし、ノンタイトルのおばけには名前をつける。
パパとおそろいで欲しいとおねだりしてお連れになった。
Fre Bonのご子息BABY・Fra Bonもどうやらとっくに仲良だったようだ。
そういえばロングラン人気の鬼太郎の目玉おやじは言ってみればマスターだし、ぴょん吉もコーチでしょう。
フレボンオバケたちもコミカルだけどシニカルで哲学してそうで、ちょっと哀愁がある。

Fre Bon Family~Fra Bon&Mihoさん
初日の早くに来てくれた女性は”TOBU OYAJI”(今回のDMに参加OBAKE)に会いにきた。と言った。
そしてある作品から「あなたにバラをあげる」といわれたような気がした。と言った。
Obake紳士、なかなかやるではないか。
彼らは語りかける。
存在しない言葉を中空になげかけて、よくみることを、よく感じることを、よく考えることを示唆するかのように。
“Obake” Freは彼らからのコールに答えた。
左手は無垢の手,神聖で受容的でフェミニンな子供の手。
果てもなくあてもない永遠の瞬間に いっしょに遊ぶフェアリーの手だ。
そうそう。Freはひとことだけホワイトボードにleft handで記した。
“the dead teach you something”

どしゃぶり雨の中、お集まりいただいた紳士淑女のみなさま。
そしておばけのみなさま。
本当にありがとうございました。
最終日9月12日日曜日までまた彼等に会いにいらしてください。合唱。
Star Poets Gallery 今村仁美