2023/2/21

-末富 晶 第一詩集「世界のはじめに」出版記念会-

 

この度、Star Poets Galleryでは出版部門を立ち上げました。

 

記念すべき第一冊目が末富晶さんの詩集「世界のはじめに」となります。

 

そしてこの日は晶さんの大切なお誕生日でもあります。

みなさまと集うお祝いとともに、晶さんの素晴らしい詩とその朗読をご堪能くださいませ。

 

 

日時 2023/2/21(火)

<第一部>

13:00〜14:00 「開場;ご歓談、サイン会」

14:00〜15:00 トーク&ポエトリーリーディング「世界のはじめに」より


<第二部>

15:30〜16:30 「ご歓談、サイン会」

16:30〜17:30 トーク&ポエトリーリーディング「世界のはじめに」より


参加費

第一部、第二部とも各回:3,500円(詩集を含みます。)

お通し券;5,000円(詩集を含みます。)

※各回ともに、お茶とお菓子をご用意しております。

◎当日現金にてお支払い下さい。

販売

「世界のはじめに」末富晶 第一詩集
2月21日発売予定
ONLEINE SHOPにてご予約受付中です!

開催場所 Star Poets Gallery(Access>
お申し込み
お問い合わせ

Star Poets Gallery  as@star-poets.com  担当;水沢麻衣

Instagram https://www.instagram.com/star_poets/


<お申し込み方法>

お名前とご連絡先携帯番号を記載の上、
①第一部に参加します。
②第二部に参加します。
③通しで(一部・二部とも)参加します。
①〜③のいずれかを書き添えてお送り下さい。


末富晶FBメッセンジャー https://www.facebook.com/seikuudayori

水沢麻衣FBメッセンジャー https://www.facebook.com/Mai.M116

今村仁美FBメッセンジャー https://www.facebook.com/hitomi.imamura.140

 

黄金の花

 

幼いころ

小さな部屋に蝋燭を灯し

心に近しい音楽とともに

イメージの中を舞い踊っていた

 

世界中の様々な場所で

種を蒔き

その芽が育ち

黄金の花と咲くまでの舞

 

 

ずいぶんと長い間そのことを

妄想に浸る子どもじみた遊びだと考えてきたけれど

 

実際には

世界を創る原動力となり得る行いであった

 

そのことを知った今

永遠への理解は黄金の花をかたどり

祝福とともにもたらされる

 


末富晶 メッセージ

 

黄金の花の詩をよむと、自然と涙がにじむ。

ちいさな頃の自分が、いかにひとりぼっちだったのかが、胸に迫って思い出される。

 

家族や親しい人たちのあたたかな眼差しの中、衣食住が守られた安全な環境にあったのだから、そう感じることは間違っていると知っていて。

だからはっきりとそれを口にしたことはこれまでになかったけれど。

 

ひとり、というのは、他の身近な人々と交流ができないという意味ではなくて。

ひとりでいる時に、自分の世界が固く閉じていて、その扉が開かれていないということ。

「私」という存在は、ちいさな自分であった時も、すでに私以外のすべての世界とつながりを持っていたのに、そのことに気づかずにいたということ。

 

ある日、世界からの呼びかけは、ちいさな私に言葉となって届いた。

扉が開かれ、光が差し込み、外だと感じていた場所こそが自分自身の本当の世界となった。

 

私の世界のはじめは、一篇の詩であった。

 

この度こうして詩集を出版する機会をいただけたこと。

スターポエッツギャラリーにて、みなさまと共に内なる言葉と響き合う時間を持てることに、心より感謝を申し上げます。

新しい世界の扉がまた一つ、開く場となりますように。

 

末富 晶(すえとみ しょう) Profile

 

詩人・生け花アーティスト。
1983 年 神戸市生まれ。
1991 年 小学3年生の時に学校に行かなくなり、その後7年間を不登校児として過ごす。
1994 年 華道家 松井禾風氏に出会い、師事。

 

生け花の修練を積み 1999 年より華道壮風会の東京・神戸・パリ・ミラノで開催したギャラリーでのグループ展に作品を多数出展。

2000 年 松竹映画「十五才 学校Ⅳ」(山田洋次監督作品)の制作に関わり作中詩原案者となる。

2018 年 岩波ジュニア新書で、自分の体験を綴った『不登校でも大丈夫』(岩波書店)を出版。

 

E-mail : ruka6@goo.jp

Instagram : https://instagram.com/shou.suetomi/

 

 


Star Poets Galleryからのメッセージ

 

晶さんの、佇まい。

晶さんの、空気感。

晶さんを流れていく時間。

 

大河に浮かぶ黄色い花は

ずっとずっと見てきた

景色を留めている。

 

晶さんから紡ぎ出される 言葉 たちは

どうしてこんなに

内なるものを喚起するのだろう。

 

懐かしさ。叡智。奥行き。

品格。刹那。喜び。潔さ。

 

晶さんが見つめたその場所は

明かりが灯り

カタチを成して

消えていく。

 

言葉 でしか伝えられない

響き だから伝えられる

文字 を紡いで放つ詩(ヒカリ)。

 

詩人 という 在り方 のはじめが

世界を創っていく。

 

 

末富晶という存在と命に、感謝と尊敬と友愛を込めて。

 

Star Poets Gallery  水沢 麻衣


末富晶 第一詩集「世界のはじめに」に寄せて

 

「ぜひ遭わせたい方がいます。」

とスタッフの水沢麻衣がとてつもない集中力を放つ気迫で

スマホからも

熱気が伝わってきた。

 

こんな時の直感は知っていて、身体の方が前のめりで。急だったが出かける準備を始めて何がなんでも会いに行く。

 

この日もそんな感じだった。

 

”不登校でも大丈夫”

その目の前に立っている末富晶さんという人が書いた本。

珠玉の岩波ジュニア新書を前に、パラパラとめくりながら飛び込んできた

 

きらめく言の葉、の数々。

 

ほろりとページから立ち昇ってくる

みずみずしい睡蓮の色香のように

音符のように、言の葉の奥の間が生じている。

 

心が振動しているのを感じた。

 

この方は詩人だ。

と胸を突いてくる。

 

 

末富晶の第一詩集「世界のはじめに」

 

このしなやかで奥ゆかしく

風のようにどこまでも次元を突き抜けていく自由な精神空間を

 

あなたのこころのポケットに連れて行って欲しい。

 

 

 

2023年2月吉日

 

Star Poets Gallery出版から末富晶の詩を分かち合えることの喜びを託して。

 

Star poets Gallery 今村仁美