2021/11/19-23

ハーベスト – 沖縄・青い森の収穫祭 – ミツ個展

2021/11/19(金) full moon – 11/23(火祝)
12:00 – 19:00(最終日~18:00)
@Star Poets Gallery KYOTO

 

沖縄から抱えきれないほどの豊かな実りを携えて京都へ…。

イラストレーター、シルクスクリーンプリンターとして沖縄を拠点に制作を重ねるミツの初めての個展です。

イラスト原画とシルクスクリーンによるプリント作品を通し、ほとばしる沖縄の光と色。

そしてほんわかと温かい島の温度を感じていただけたなら…。

 

11/19(金)18:00~ Opening Act 演奏:BLUE FOREST BAND  (無料)

ミツ個展「ハーベスト」@Star Poets Galleryのオープニングアクトでお会いしましょう! 一緒に、Liveな時を!

 

<BLUE FOREST BAND プロフィール>
2021年9月、空に十六夜月が昇るころ、沖縄・読谷にあるガレージ・ブランド「BLUE FOREST」で、どこからともなくギターを爪弾く音が聴こえ、それに呼応するようにジェンベがリズムを刻むと、しばらくして鍵盤ハーモニカのメロディーが仲間入りした。
このまま楽器を携えて、軽バンに乗り込み、旅に出ようか?
残業の休憩中に見た、儚いひとときの夢、、、夢だったはず、、、
だがしかし、BLUE FOREST BANDは誕生してしまったのでした。
何処へ向かうの? BLUE FOREST…

【Guitar/ダイキ】
BLUE FOREST BANDリーダー。バンド「RAGS」、「JAMBOREEZ」等で活躍する生粋のドラマー

【Percussion/ミツ】
本業はイラストレーター。ウクレレ・三線・パーカッションからなる不思議バンド「新古民」のメンバーでもある

【Keyboard,Harmonica/マキ】
40数年前にヤマハオルガン教室に学ぶが、落ちこぼれで卒業。52歳を迎えた秋、発作的に鍵盤ハーモニカを入手しBLUE FOREST BANDのセンターを目指して猛練習に励む

 

11/20(土)14:00~15:30 ~ミツにまつわるQ&A ~お話会

参加費:1,000円(読谷のお菓子とさんぴん茶付)/定員15名/要予約

FBメッセンジャー https://www.facebook.com/Mai.M116 スターポエッツ店長:水沢麻衣

またはメール;as@star-poets.com 担当;水沢

※お名前とお電話番号、「ミツお話会に予約」とご記載ください。

 

ミツさん、そしてパートナーのダイキさん、そしてマキさんを囲んで!

BLUE FORESTという沖縄・読谷の拠点を巡るBefore~After、彼らが手がける「YOMITAN TANTAN MAP 」、今年はコロナ禍に於いて例年にない異例のハイペースで配布が進んでいるという。

 

今を充満する豊かな感性で生きている〜ミツさんの原点、創作活動の中心軸にあるプロセスとは。

子育てそしてパートナーシップ、暮らしと創作が一体化していた時代から、現在、制作に集中するスペースを得たミツさん、進化&深化し続けるミツさんの生み出すクリエイションの魅力はとても流動的で自在なパワー!

3人のライフスタイルに親しみながらQ&A式で分かち合うお話会です。

ミツさんのプロフィール、マキさんのレコメンドをぜひご覧ください。当日はなにが飛び出すやら〜〜お楽しみに!

マキさんより “気になること、小さなことでもどうぞご遠慮なく、バンバン質問を投げてください。バンバンお答えいたします。”

 

ミツのこと

 

出会った頃のミツは、パートナーのダイキさんと野外市場「きとねいち」を主催し、いつでも人に囲まれて、まるで光に包まれているようなそれはもうカリスマ的な人気者でした。
那覇市から知り合いもいない読谷村へ移ったばかりの私にとっては、はるかに遠い遠い存在でした。
ひょんなことから「YOMITAN TANTAN MAP」というイラストローカルマップを二人で製作することになり、
私の自宅で深夜(早朝?)まで何日も編集作業を続けるというA Hard Day’s Nightを重ね、「再びの青春時代」を過ごし、
「カリスマも人の子」だということ、「絵を描くのがすっごい速い!」ということを知ったのでした。
その頃はまだ、BLUE FORESTという名のもとに、一緒に人生を歩んでいくなんて、思いもよらないことだったけれど。

 

ミツは、自分のことよりまず家族のこと、周りの友人のことを優先し、人の失敗を責めることなく、アーティストとしてはめずらしい? 和を以って貴しとなす、を地でいく人です。
繊細な部分はもちろん多く、心はいつも小舟のように揺らいでいるけれど、そのナイーブさに引きづられないよう自覚的に「明るく、楽しく、元気よく!」
という方向に、常にマインドをコントロールしているように感じます。
とにかく朝からムダに声が大きく元気で、とにかくムダに人を褒めちぎるし、とにかくムダに自分の作品を「かっわいー!これすっごいかっわいー!」としつこく言い続けるし、
すぐに原画を修正液で修正するし、下描きの鉛筆をキレイに消さないし、使った文房具は元あった場所に絶対に戻さないし、週に3回はアトリエの鍵を閉め忘れるし、、、、、あれ??

 

もとい。
ミツの描く世界には自己主張や強固なメッセージや、なにより苦悩がありません。
アーティストとしての苦悩は(多分)あるけど、そこはひらりと飛び越えて、いつも幸せそうで、暖かそうで、そばにいたいな。と思わせてくれる作品がミツの生み出す世界のすべて、です。
ミツの描くやわらかくふくよかな女性が、たくましく大地を踏みしめ、かろやかに大地を蹴り、踊る姿は、静かに強いエネルギーを届けてくれます。そんな作品に、ほんとはいつも「ありがとう」と思っています。言わないけど。

 

私はミツの作品の変態的なファンで、ほんとは独り占めしたいと思っているけれど、こんな時代だし、少しでも多くの人に、この世界でのほほんと過ごしてほしい、と自らを戒め、改心しつつあります。
ただ、今回の個展に向けた作品制作のための開墾や種蒔き、水やりや間引き、収穫に料理、盛り付けというオイシイとこは、独り占めさせていただこうと思っています。
Star Poets Galleryのおかげで味わえる「至福」をありがとうございます。

 

BLUE FOREST

マキ

 

 

BLUE FOREST 店内

 

ミツの絵

 

ミツを初めて見たのは、数十年前のインドです。

彼女は写真や絵と共に独り旅をしていました。

ドローイング帳を見せてもらうと、白い目で、見えない何かを見ているような横向きの男性のスケッチがありました。

聖なる狂人を思わせる美しい印象でした。

時が経ち、沖縄島で暮らし母でもある彼女が描くものは、身近な植物や生き物など明るい可愛らしさにあふれています。

でもそれらは同時に根っこで地下世界ともつながっていて、怪しさや暗さ、闇でうごめく異端なものたちの存在を想起させてくれます。

無数の細い線で産み出される作品には、作為よりも深海の記憶や物語とでもいうような神秘性が顔を出しているところが魅力のひとつなのかもしれないと思います。

 

BLUE FOREST
ダイキ

 

ハーベスト 沖縄・青い森の収穫祭にむけて

 

沖縄から、抱え切れないほどの豊かな実りを携えて京都へ向かいます。

 

イラストレーター、シルクスクリーンプリンターとして、沖縄を拠点に創作を重ねてきたミツの初めての個展となります。
イラスト原画とシルクスクリーンによるプリント作品を通して、島に降り注ぐ光や色、そしてほんわかと温かい島の温度を感じていただけたら嬉しいです。

 

昨年、私の暮らす沖縄県読谷村に、念願の製作拠点を構えました。
「BLUE FOREST」と名付けたこの古い一軒家のスペースは、アトリエであり、同時に作品の直売所でもあります。
様々な人との出会いが生まれて、交差し、発酵する空間になりつつあるこの場所に、ある日、Star Poets Galleryのオーナー今村さんが訪ねていらっしゃいました。
そして初めての個展開催のお話をいただき、静かに、新しい物語がスタートしたのです。

 

今回、展示させていただく作品は、シルクスクリーンによる版画作品が中心になります。
島での日々の暮らしの中で眼に映る「自然」と、そこに存在する「精霊たち」をモチーフに。シルクスクリーンプリントの持つ制約と自由を行ったり来たりしながらも、たっぷりと楽しみました。

 

そして忘れてはならない「2022 BLUE FOREST オリジナルカレンダー」もどうぞお楽しみに。ちょこんと壁に飾って、絵と時間を眺めるカレンダーというアイテムが大好きです。沖縄で2006年から10年間主催を続けてきた野外市場「きとねいち」で手ぬぐいカレンダーとして販売を始めたカレンダーも、作り続けて15年になります。
ここ数年は毎年その体裁を変幻自在に変えながら、自由に作り続けてきました。
2022年のあなたのLIFEに、ミツのイラストカレンダーをちょこんと仲間入りさせていただけますように。

 

それではStar Poets Gallery 京都でお会いしましょう。

 

沖縄・読谷より心を込めて
ミツ

 

 

12月「ハーベスト~青い森の収穫祭〜」

ミツさんと読谷村の青い森

 

沖縄の仲間たちのサロンにさりげなく掛けられていた。

まるで女の子と女の人の中間くらいで誇らしげに楽しんでいるような憂いているような音楽的な存在感ある人物の作品。

 

これは誰の絵なの?

 

ミツさん!です!読谷に居ますよ!

何これ〜〜読谷MAP〜〜いいっ!みんなに配りたい!(京都なのに)

 

会いたい会いたい。そんな始まりはいつもこの世のご縁から。

 

仲間たちの住処やアジトにはいつもミツさんのクリエイションが振動していた。

ネイルサロンのキュートなロゴ、ベーグル屋さんのエコバック、読谷村のナイスなマップ!

ミツさんの描く世界の住人たちは大きな大きなそしてやるせないほどのアイランドな愛や寛容さ豊かさがあり、

その上、ちょっぴり刹那的でユーモラスで洒落ていて、あしびーセンスに溢れている。

インナーガールが思わずキュンキュンと我を忘れて踊りたい〜

音楽やダンスを感じてしまうのだ。

 

ミツさんのクリエイションは彼女の暮らしであり人生そのものなのだろう。

絵、イラストやデザインには人生の甘さやほろ苦さの絶妙なスパイスが効いていてミックスカルチャーを感じるのだ!

 

時空を超えたコミュニティ〜コミュニオンを行き来するセンサーの持ち主。ミツさん!

 

大陸的でおしゃれなチャンプルーなブルース!

青い森のガジュマルの木のしたでメディテーションする精霊たち

仲間たちがユンタクするBarで風はチルアウトする、一人で、そしてみんなで!

愛さえあれば!

 

ミツさんの元に集まればみんなでLiveだ!人生はLive!

 

青い森の収穫祭が

京都スターポエッツ村にやってくる!

 

Star poets Gallery 今村仁美

 

 

 


ミツ Profile

1969年 熊本生まれ
1993年 多摩美術大学染色デザイン科卒
1996年 沖縄県に移住。読谷村に魅了され移り住む
薬草園、プリント会社、アメリカ陸軍基地でのデザインの仕事を経てフリーに
2002年 妊娠、出産を機に自作でシルクスクリーンによる商品を作りはじめる
2006年 近所の仲間やパートナーのダイキと、作り手と買い手を繋げる場として、市場と音楽「きとねいち」を主催
以後、年3回のペースで10年間続け、多い時には150店舗、来場者は1日に2000人以上に上る大きな市場に成長する
2015年 自宅の一角でシルクスクリーンアイテムとコーヒーの店「青い森商店」を開くが、一棟貸しの宿「BLUE FOREST HOUSE」開業のため、やむなく閉店する
2017年 齋藤マキと読谷村の個性的なお店を紹介したローカルイラストマップ「YOMITAN TANTAN MAP」を製作
約1万部を読谷村を中心とした沖縄県内に配布。以後、年1回のペースで新刊を発行する(※1)
マップ製作を機に、イラスト=ミツ&デザイン・編集=マキのチームで製作の幅を広げ、様々な展示会や台湾でのイベント出店をはたす
2019年 立ち退きのため「BLUE FOREST HOUSE」を廃業
2020年 読谷村古堅の外人住宅(※2)にアトリエ兼直売所「BLUE FOREST」を構え、ミツ+マキ+ダイキのチームで動き出す
「BLUE FOREST」オリジナルアイテム製作に加え、ミツのイラスト×マキのデザインによる他店(菓子店、雑貨店、農家、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、オーラーソーマサロン等々)のロゴ、パンフレット製作やオリジナル商品開発、パッケージ製作の仕事等も精力的にこなしている
2021年5月 「YOMITAN TANTAN MAP Vol.4」発行
コロナ禍に於いて例年にない異例のハイペースで配布が進んでいる
2021年11月
満月の日
初めての個展「ハーベスト 青い森の収穫祭」をStar Poets Gallery 京都にて開催

※1 コロナ禍にて飲食店を中心に営業体制が不安定となっていたこともあり、2020年は休刊
※2 沖縄各地にある1970年前後の米軍統治時代に建てられた米軍属用のコンクリートのフラット住宅